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しーままのつぶやき&D80フォト日記

siomama.exblog.jp
by sea-mama
親ばかママの日記です。
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オケピ
2009年 11月 20日 |
だ~いぶ前の事になってしまいましたが、オペラに出てきました。
もちろん私は歌えません。伴奏のオーケストラです。
普段は舞台の上にのってる私たちですが、この日の主役は歌い手さん達。
なわけで、我々オーケストラのメンバーは、舞台手前にオーケストラピット(略してオケピット)
という穴を掘って、その中に押し込められるのです。
オペラは初めてではないのですが、オケピットに入るのは初めてだったのでワクワク。
向かって左手が客席、右手が舞台になります。
オケピ_f0165888_15321267.jpg





ピットの中から客席をみるとこんな感じ。
オケピ_f0165888_15321830.jpg

まさに穴の中に入ってる感じです。
スペース的にも窮屈で(ここは随分広いそうですが)、自分の席にたどり着くのも一苦労。

ただ、壁で隠れているという安心感もあり、普段の演奏会に比べると若干緊張感なし。
リハーサルで歌手の皆さんが高音部分を抜いて歌ったりしてると、
 「あれ(=高音で声を張り上げるの)って、カメハメ波みたいなもんなんですかね?」
 「なんで?」
 「一回使ったら、しばらく使えない。」
 「何それ?」
 「日曜の朝、テレビ見てくださいよ~。」
みたいな下らない会話を交わしつつ、始終リラックスムード。
でも、客席側から見ると壁の上端が腰の高さぐらいなので、休憩時間に覗きにくる人が
たくさんいました。

ピットの出入り口はというと、地下に潜ってこんな隠し階段を上がってくるのです。
まるで忍者屋敷みたい~。
オケピ_f0165888_15322385.jpg

そして、本番中は舞台上のみライトアップ。当然ですね。
なのでピットの中は暗くて譜面がよく見えません。
譜面台にこんな読書灯みたいなのをつけてもらって頑張ります。
オケピ_f0165888_1532040.jpg

この日の演目は、ベルディの「椿姫」。
バイオリンの弦を弾く音がビオレッタの涙の雫のようにも感じられ、切ない想いでいっぱい。
暗くて周囲の人に顔が見えないのをいいことに、うるうるしながら弾いてきました。
改めて、いいオペラだな~…って思いました。とっても楽しかったです。
by sea-mama | 2009-11-20 15:52 | 音楽 |
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